谷口くんのこと(アニメプレイボールとからめて)

ここんところ、たなぱさんところのリツイートみてて色々思うところあったので。

うん、がんばりすぎることの賞賛一辺倒もこわいよなって、立ち止まれるかって話をぐだぐだ考えていたんだな。
まあ、これはうちのサイトの永久テーマでもあるので~~~。


雪うさぎは、谷口さんは不完全なキャプテンだと思ってる。
チームを勝利に導く力についてはすごいものがある、人を巻き込んで行く情熱は抗えない魅力がある。
けど、器としては、田所さんのほうが上だと、思ってるんだな。
あるいは、谷口の父ちゃん、でもいい。
相木さんも。

谷口の父ちゃんの、「もうあきらめろ、タカ」は、屈指の名台詞だと思う。
およそ、キャプテンのテーマと相反するようなこの台詞。
「とうちゃんおめえをみなおしたよ」がんばって、それでもダメだった息子を、
弱さをきちんと受け止めてやる、このシーンがすごく好きだ。

東実戦で、谷口のかわりにマウンドに立つ田所さんの器のでかさが好きだ。
ここのシーンはアニメ版が秀逸だと思う。
「みんなも一緒に恥かいてくれるか、な?」この台詞の男気、最高。
しょうがねえなあと笑う山本さん達もステキだ。

笑って野球部に谷口を送り出してやる相木さんの器もでかい。


ボロボロのイガラシにかわってマウンドに立つことはできても、自分を犠牲にすることはできても
勝負を捨てきれない谷口くんはまだ、上の3人に比べると青い青い。


と、そんなことを考えながら自分の田所さん過去ログを読み返して、ふと思ったこと。
アニメ版プレイボールは、その先の谷口くんを描こうとしていたんじゃないのか?と。
田所さんの器の大きさに、近づく谷口くん。
そこは、やっぱりがんばりすぎてしまうちば先生では描ききれなかった部分なのかもしれない。

アニメ版明善戦で、疲れきったみんなを早くベンチに返してやりたいと願う、谷口。
そして、最終回の、「負けたっていいじゃないか」
「キャプテン」のテーマに真っ向から反逆するようなこの台詞。
父ちゃんや、田所さんたちから受け取って来たものなんだと思う。
少なくとも、アニメは、がんばりすぎてしまう谷口くんの、その先を、
大丈夫だよ、彼は踏みとどまれるよ、受け止められるよ、と示してくれたんじゃないかと思う。
うーん、生き続けて来た人の願いだよなあ、これは。


そんな視線で「その後の谷口くん」を読んでみるといい。
(「ちばあきおのすべて」収録、七三太朗さんと高橋広さんの作品です)
静かな熱さはそのままに、ずっと穏やかに、息子を受けとめる父親になっているから。
この作品については賛否両論あるだろうけど、穏やかな未来、私は嫌いじゃないと今なら思う。









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No title

>東実戦で、谷口のかわりにマウンドに立つ田所さんの器のでかさが好きだ。

ものすごくわかります~!
漫画版のこのシーンも私は結構好きです。
田所さんがばんばん投げて、ばんばん打たれて、それでも勝負のゆくえより谷口さんの選手生命を守るためにあえて自分が恥をかくところが、なんちゅーかその、男気があるというか。

深い、深過ぎますよあきお先生~

個人的には、東実戦がプレボの一番のクライマックスです。

Re:

>りんさん
そう、それ、男気、ですよね。なんというか、でっかい。
原作のときはね、田所さんの行動を「恥」とは読んでなかったんですよ、私。アニメで初めて気付いたという。
でも、原作版はいつもの墨高のボケツッコミしながら、「恨まれ役」なんですよね原作田所さん。
それもまた、深いですよね~~~!




プロフィール

雪うさぎ

Author:雪うさぎ
雪うさぎ:男の子2人の母ちゃん。ちばあきお、キャプテン、プレイボール大好き。
息子:兄ちゃん・俺様。浪人終了、春から大学生です。
   弟(ちび)・いじられ体質。春から高校生。

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